半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

地方交付税の分裂

基本、法定受託事務は国の仕事だと思っています。
(違うと言われても、思ってしまうんだから仕方がないとしか。)
で、国の仕事は国の金で、地方の仕事は地方の金で、というのが私のモットーです。

法定受託事務の財源は、すべからく10/10いただきたいですね。
どこにいたって国民ですから。生存権や戸籍に受益の地域偏在性なんてありません。
あ、もちろん、自治体の税収の多寡にかかわらずにね。

とりあえず、普通交付税は、法定受託交付金とそれ以外に分かれてほしいです。
ふたつが混ざっているから、ややこしいことになる。
国が金を出すいわれがあるのに、地方への援助のようにすりかえられる。
国が一部でも金を出したら最後、地方の財政全体にまで口を出される。
果ては、交付税の算定どおりに使っていないという言われ方をする。
分けよう。
分かれたならば、法定受託交付金部分に口を出されても、我慢のしようがある。
なに、算出資料を2冊に分けるだけです。難しく考えなくていい。

残った部分は、そうですね、現代の平衡交付金とでもしましょうか。
最初のうちは、いまのように国からもらうかもしれない。
その場合、これは援助そのものだから、口を出されても文句は言えない。
しかしこの部分は、地方の中での財源移動になるのもいい。
富裕団体から、そうでない団体へ。(いみじくも、時限的に実施されていますが。)
こうなれば、国から口を出される筋合いはなくすことができる。
最終的には、税源移譲という形で整理され、消えていってもいい。

ただ、この提案には痛みを伴うことになるでしょう。
不交付団体にもカネを出すとならば、現行の総額では不足します。
もともと国がピンハネしていたようなものですが、だからといって出すわけもない。
結局は、平衡交付金の方は小さくなる。あるいは、地方から地方への拠出になる。

いずれにしろ、地方は、もっと提言的に行動してもよいのではないでしょうか。
なかなか一枚岩にはなれないでしょうが、それではいつまでも足元を見られます。
そして、地方に、覚悟はあるか。痛みをも厭わない覚悟。


まあ、単なるグチですね。
しかし、電脳世界の片隅に書いたこのグチは、酒場の喧騒に消えるわけではありません。
こんな内容でも、巡り巡って、誰かに何かの刺激を与えるかもしれない。
そのくらいの期待は、してなくもない。

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地方交付税の溜息

どこから話せばいいのか とか
わたし話ヘタだから とか
思っているうちに、あれからもう2月か。未だにまとまらないけど、いいや載せちゃえ。

今回は、特別交付税。

と、その前に。
私とて、余裕のある団体に特交が配分されるのは本意ではありません。
地方の側も、甘えたことは言うべきではありません。隙を見せてはいけない。
例えば、(心当たりのある団体には申し訳ありませんが)企業誘致のため税を減免したら歳入が足りないので特交に泣きつく、というのは論外です。
また、標準税率未満で課税できる団体は滅多にありませんが、そうした団体が特交を欲しがるとしたら、これも筋違いというものです。
こちとら6%の奪い合いをやってンのよ、あんたらに回す余裕はないのよ。

さてと。
私は国の態度のどこにひっかかりを感じるのか。

ひとつは、「余裕(ムダ)」の認め方。

特定の使途、例えば地域手当の上回り分をやり玉に、余裕があると言う。
しかし、単位費用にない独自の支出というのは、いくらもある。
地域手当なら余裕で、乳幼児向けの医療費の助成なら余裕でないという理屈はない。
医療費抑制という国の方針に反する点では、人後に落ちない。
住民向けならいいという色分けは、国がしてはいけない。
ふんだんに単独助成していても、地域手当の率を守っていればお咎めなし、
単独助成がかつかつでも、地域手当の率を守っていなければお咎めあり。

人勧どおり下げたかどうかを巡っては、こんなケースはどうか。
給料月額の減額は、ラスが相当低い場合には、下げないという選択がありうる。
期末勤勉手当の減額は、既にカットしている場合には、下げないという選択がありうる。
どちらも、財政負担的には、既に求められる水準を達成しているとみなせるものだが、
これを「下げてないですね」と事実のみで評定されるとしたら、どうか。
ラスが高くても、下げればお咎めなし、下げなくてもなおラスが低くても、下げないならお咎めあり。

また、こういうのもあろうか。
人件費削減に向けて、定員削減に地道に取り組んできて、完了した。
そこに、「いまから」定員削減しなさい、と。削減計画を持ちなさい、と。
いまさらできないというところはお咎めあり、言われてから取り組んで削減計画を立てたところはお咎めなし。

ミクロの不合理までいちいち考えられないか。あるいは、不合理とすら思ってないか。
いやいや、そんなことはない、見るところはちゃんと見ていますよ、ということなら私が言いがかりをつけているということになる。
そうであったら、ごめんなさい。(読者におかれては、御自分でよくご判断を。)

もうひとつ。

地方全体の財源といいながら、政策誘導的な算定項目を勝手に作るのはどうなのか。
補助金の予算を確保して補助されてもよいのではないか。
君らの問題だから、君らの財源から配分するよ、という理屈なのだろうか。

普通交付税にも共通することなのだが、結局、制度が我々(地方)の手にないのだ。
だから、おびえる。言うことを聞く。しかし、こんな関係がいいとは思わない。


まあ、単なるグチですね。
国だって、こんな話は15498回くらい聞いていそうだけど。

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地方交付税の憂鬱

うまく言語化できない。でも、載せる。

交付税というのは、標準的な財政需要に足らない分を補うものである。
ところで、その財政需要というのは、地方単独の経費だけではない。
昔は国の事務だった(今でもそうだと私は思うが)ものの経費もある。
なので、交付税は、単なる援助ではない。出すいわれもあるというものだ。

また。
足らない分が補われていることに目が向いてしまうと、まずは地方の税収(等)で賄っているということの方に目が向かない。
自前で賄っている比率というものも見てほしいもの。なにも、丸抱えなわけではない。

ましてや。
まずは税収で「賄わされる」ことには、ほとんど気づかれていない。

国が、地方の事務を増やしたとする。(特段要望もしないのに、増える。)
その経費が、補助金の類で賄われれば問題はない。マクロで入出同額膨らむなら、交付税の総額は変わらない。
その経費が、普通交付税措置である場合は、増加相当分、交付税率のアップ又は純粋な加算があれば、問題はない。
しかし、通常、そういうふうにはならない。(今年は例外的)
ある経費が増えたら、どこかの経費が「かからなくなる」ことで調整される。
単独事業減らすよね? 行革進んで経費節減できたよね? この係数が…

足らなければ(交付税が)出るといえば聞こえがいいが、足りてる限りは(交付税は)出ない。
交付税は、諸々の積み重ねゆえ最終的には出るけれど、こと部分に関して見ていくと、実は出ていないことだってある。
(これは、当該省庁の予算取りの問題でもあるので、交付税制度だけを悪者にするわけにもいかないのだが。)
結局、いいようにやられている。それでも、国は援助しているのだそうだ。
果ては、措置したとおりに予算化していない、などと言い出すものまである。勘弁してほしい。

そんなこんなで、私は鬱屈してしまっている。
そんなこんなが、認識されないこともまた、業腹だし。
こんな気持ち、わかるだろうか。


まあ、単なるグチですね。
国だって、こんな話は聞き飽きているだろうけど。

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どこかでみた

tihoujitiさん経由で、「国への返還請求を求める住民訴訟」とやらを知りました。

どこかでみた気がします。気がするどころではありません。

 http://hanshoblog.blog50.fc2.com/blog-entry-126.html

ここ(私)とは関係ないに違いありませんが、それでも、なんかすごくフクザツ…

(書かないで黙ってようかとも思ったけど、まあ一応こんなこともあるんだなと。)

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ニュース雑感(2009/7/20)

1題目。

住民訴訟:仙台市民オンブズ、支払い差し止め求め /宮城

 非常勤行政委員への報酬は地方自治法で「勤務日数に応じて支給する」と定められており、条例で月額報酬とする場合は「勤務実態がほとんど常勤職員と変わらない場合」に限られている。オンブズマンは「委員の勤務実態は常勤職員とは全く異なる。月額報酬を定めた条例は法の趣旨に違反しており無効」と指摘している。


>限られている。
断定するな。
そういう解説は確かにありますが、条文として明記されているわけではありません。
だから、解釈を巡って争いになるんじゃないですか。
そもそも、明白に限られているなら、そんな条例(月額報酬)は制定しません。
相手の主張として引用する分にはそのとおりでしょうが、地の文で書かれると、行政側が事実として法律違反をしている印象を与えるものであり、正確さの観点からはいかがなものか。
「限られているという。」と「限られている。」では違うんですから。
御自分の確信と事実との弁別が甘いわけですが、それで報道のおつもりか。

似てませんが比較用。
行政委員の報酬差し止め請求=市民団体「月額支払いは違法」-仙台地裁

 地方自治法では「非常勤職員への報酬は勤務日数に応じる」とされている。宮城県の条例で月額支給とする例外規定があるが、同団体側は県条例は無効としている。


念のため。これは、マスコミの姿勢をネタとするものです。
月額報酬については、現時点では白黒ついていない(地裁判決はあるが係争中)との認識であり、その是非について意見を表明するものではありません。
結果的に報道どおりの解釈が確定するかもしれません。が、現時点では確定していないのです。

2題目。
ぴりっとしない改革 合併しない宣言の福島・矢祭

<条例の改正論議>
 「自治基本条例に抵触するのであれば、改正もやぶさかではない」。町議会6月定例会での職員新規採用に関する一般質問に、古張允町長はこう答弁した。
 町は7月末、採用試験を行う予定だ。本年度末の定年退職予定者は3人で、その補充を考えている。

 ところが自治基本条例には「来るべき団塊の世代の定年退職にも不補充で臨み、事務事業の執行に努める」との文言がある。このため、議員から「条例改正を先に行ってから採用すべきでないか」との質問が出た。
 条例は合併しない宣言を受け、今後の町づくりの指針を示すため2006年に施行された。古張町長は「団塊の世代がいつまでか、あいまいな点がある。議会との間で条例に触れないとの判断になれば、そのままでいい」と断りつつ、「(条例に手を付けることには)重さを感じる」と話す。

 議会内には「時代の変化に合わせて改正していい」との声がある一方、合併しない宣言や条例制定にかかわった町議の一人は「条例は町民、役場、議会の三位一体で町を前進させる決意を示している。安易に変えるべきではない」と強調する。


問題の条文はこう。

(町執行部及び職員の責務)
第6条 町執行部及び職員は、町民の信託に応え、町民の奉仕者であることを肝に銘じ、来たるべき団塊の世代の定年退職にも不補充で臨み、事務事業の執行に努める。


自治基本条例というのは、こういう重みを持ってしまうという見本。
また、条文の表現はよく考えないと、という教訓。
加えて。
自治基本条例をこのように大切にできますか? 制定団体・検討中団体のみなさま。

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バックドア

議員立法で地方の仕事が勝手に増やされていくって?
逆に考えるんだ。議員立法なら地方の仕事を好きに変えられるんだって思うんだ。

例えば、直轄事業負担金の問題。
知事会・市長会で、これはと思う改正法案をつくる。(意見集約が難しそうですが。)
それを国会議員に頼んで、上程、成立させてもらう。
改善なんて、あっという間にできるじゃないか。うわー、爽快。

党のマニフェストに入るかどうかなんて、関係ないですね。
各地でいっせいに、当該選挙区の議員サマに法案を持っていって、提案議員になりますか・なりませんか、と。
簡潔明瞭。フフ

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仕送りって、言うな

そろそろシーズンですか?

普通交付税がマスコミから仕送り呼ばわりされることに、辟易しています。

普通交付税は、仕送りではありません。
仕送りというのは、余力から援助するのです。するかしないかは自由なんです。
違うでしょう。
あれは、生活保護費です。
自治体は、生保の受給者なのです。キリッ
標準的な最低限度の行政を行うための、最低費用。
もちろん、税収は収入認定されます。
(全額認定でなく、留保財源を認めてもらえるところが、違いますが。)
当人の能力を活用して、なお不足する部分を補う。
この構図が、生保でなくて何なのか。
だから、仕送りなどと、言われたくありません。

ちなみに、保護率は 902.4‰ ねw
(20年度 不交付179団体/(47+1787)から引き算)

付け加えるなら、自治体は、法定受託事務の委託費もらってないんですよね。
交付税制度の中で、かろうじてそういう部分がカバーされている。
(本来国が出しておかしくない)そういう要素も混ざっているのに、仕送りという表現ではそれをスポイルしちゃうわけで、そういった意味でも不満。

寝言 | コメント:0 | トラックバック:0 |

⊿・2

⊿は、なんとか入手。やれやれ。
曲は、いい感じです。ただ、なんというか、capsule化が進んでるような。



余談。

以前から思っていたことではあるけど、Perfumeの曲(というかヤスタカ作品)におけるボーカルは、“音源”(素材)のひとつなんだなあ、とあらためて思う。
曲におけるトーンとかバランスとかをすべて計算して配置したパーツ、という感。かかっているエフェクトも含めて。
発表されている形は、いわば、その作品の(その時点での)“完成型”であると。
詞とメロディーがあって、歌い手の解釈によって歌い方が変わる、っていうようなつくりではない。
だから、ボーカリストが独自に歌いあげることはない。それでは、作品の“完成型”から外れてしまうから。
     ◇
そんなわけで、彼女ら3人は、キャラクターと音源が分離しているのである。で、音源がキャラクターと再統合してパフォーマンスするという構図になる。傍目には、ただ自分たちの曲を歌っているだけだろうが、私は、そんなひねた構図を見ている。(だからといって、彼女らが不幸だとか言うつもりはないので、それは念のため。あと、彼女ら3人がPerfumeなのも揺るぎない。)
     ◇
Perfumeの曲は、ボーカロイドと相性がいい。(初音ミクのエレクトロ・ワールドは、衝撃的だった。)
それは、ヤスタカ作品におけるボーカルの役割が、歌い手でなく“音源”だからだろう。音源だから、差し替えやすいのだ。
だいたいが、ボーカロイドというのは、ボーカル音源ソフトにキャラクター性を与えたものである。
リアルとヴァーチャルの差はあれ、見事な相似ではないか。
相性がいいのは、こんなところに理由があると、私は見ている。

(シロウトのたわ言なので、異論があっても捨て置いてください。スルーで。)

付言M | コメント:0 | トラックバック:0 |

行政相談委員

総務省WEBサイトに「行政相談委員制度の在り方に関する研究会報告書」の公表 があがっていました。(7/8付け)

せっかくの制度なんだから、活用していきたいというのはわかります。
やってらっしゃる方の手応えというものもあるでしょう。

しかしこの際、思い切ってやめてみませんか、と謹んで申し上げます。

認知度を高め、活発に活動してほしい。無給のボランティアだけど。(※筆者の印象)
--これって、根本的に、委員さんにすっごく申し訳ないです。
   ちなみに、氏名・住所を披露されるというおまけもつきます。(行政相談委員法第3条)

国の委員だけど、何でも相談してけっこう。ところで、人選は市町村でヨロ。
--そういう、すっごく申し訳ない役回りを、頼めと。探せと。

それは措くとしても、
国は国、地方は地方という流れが進んでいる中で、いろんなところがグレーです。
このまま、さらに強化されても、正直、困惑します。
続けるなら、せめて、国だけで完結してほしい。地方を一切絡めないで。

決して、制度の功績や役割を否定するわけではないのです。
ただ、ほら、国は、定員10%削減なんでしょう?
乾いた雑巾から水を絞る時代だって言うじゃありませんか。
それに、制度がなくたって、苦情は否応なしに入ってきますし。また、委員さんを通さないと対処しないなんてこともないですし。

…それとも、私の認識が甘いのであって、真実、代えがたい良い制度なのだろうか?

謹言 | コメント:0 | トラックバック:0 |

⊿初回版が軒並み売り切れな件について。

発売日忘れてたら、これですよ。でも、まだ、一週間だよ?

本気で手に入れに行かないとヤバイかも…

付言M | コメント:0 | トラックバック:0 |

ルカさん・3

Just Be Friends

こういうのも好き。声も似合ってます。
楽曲は、FMとかで流れてても違和感ないレベル。
で、PVがまた、魅力的です。


以下、文字色を変えて感想。



全体に色味を抑えた画面で、ふたりの表情も乏しく描かれている。
それは、終盤のカットのカラフルさ・表情の豊かさとの対比を強調する。
その対比は、残酷だ。見ているこちらの心まで刻まれそうだよ。

…そういうわけで、すっかりやられました。


以上。

付言M | コメント:0 | トラックバック:0 |

法令の「収録」

法律の施行日

先生が、らしくありません。(カンチガイ、ってのはそうしたものですが)
既に当該コメント欄に寄せられているように、制定附則の施行日と改正附則の施行日の関係であり、
ADR法の施行日は平成19年4月1日、
社団財団整備法によるADR法8条・13条の改正日は平成20年12月1日、
であるまでのこと。
んー、ロー・スクールでは、学生さんに「法令集の見方」は教えておかないのでしょうか。



さて、この先はウチの読者の方(ベテランを除く。)へ

溶け込み方式をとる我が国の法改正ですが、見方を変えれば、制定法と改正法がそれぞれ存在しているだけで、修正された一個の法律だけがあるわけではありません。
これは、現在有効な条文が渾然一体となって適用されているものと言えます。
それを、法令集でどう表現するかというと、
 ・本則は、改正を反映させる。
 ・附則は、それぞれ継ぎ足す。
といった形で「収録」します。(収録形態なんです、あれは。)

例 A法、A法の一部改正法(a)、A法の一部改正法(b) がある場合の収録は、
   本則(A+a+b)、附則A、附則a、附則b のようになります。

法令集を見る側は、こうした前提でもって、本を見ないといけないわけです。
(そのイメージがあれば、附則を見て、改正法があったんだなとわかるし、追える。)

原課が、たまに、例規集にならって新旧にまで附則を載せてくることがありますが、このような(収録の)考え方に立てば、附則を並べる無意味さも理解して……いただけませんけどね、なかなか(苦笑)。

あと、余談ですが、○数字の項番号とか、〔 〕の見出しとかも、「収録」上のアレンジで、法律の原文とは異なるものです(原文にはありません。)ので、そのおつもりで。

追記(7/13)
ぶくま経由でコメントがあったので、ありがたく、そして図々しく、貼らせていただきます。

改正法の本則は施行と同時に溶け込んで(実質的に)消失して附則だけが存続するので…、と説明しないと通説との関係で齟齬が生じる希ガス。

自分の半人前っぷりを恥じつつ、読者諸兄(姉)のよりよき理解の助けとなりますよう。

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JAうご

今度は、スイカだそうです。

JAうご産スイカ「夢あきた」 西又葵先生による美少女パッケージ

がんばってるカンジが伝わってくるトコは、ちょっと応援したくなります。

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私は法制執務が好きだ

諸君 私は法制執務が好きだ
諸君 私は法制執務が好きだ
諸君 私は法制執務が大好きだ

制定改廃が好きだ
用字用語が好きだ
意見公募が好きだ
逐条が好きだ
判例が好きだ
実務提要が好きだ
法務相談が好きだ
不服申立てが好きだ
訴状が好きだ

総務で 民生で
衛生で 労働で
農水で 商工で
土木で 消防で
教育で 企業で

この行政で行われる ありとあらゆる法制執務行動が大好きだ

販売所にならんだ官報の紙面が 号外と共に法令を改めるのが好きだ
規定を引用している例規が 条項ずれで要改正になった時など心がおどる

洋々亭の営むフォーラムのスレッドで論戦を見るのが好きだ
悲鳴を上げて投稿された問題が 整理され道筋がついた時など胸がすくような気持ちだった

平仄をそろえた案文の草稿で 規定ぶりを練るのが好きだ
煮詰まった新人が 読点をとってはつけ、つけてはとる様など感動すら覚える

所要の経過措置を附則に書き上げていく様などはもうたまらない
改めた規定達が その制度の施行日までの間
旧い規定にわざわざ読み替えられるのも最高だ

不慣れな原課が稚拙な書きぶりで健気にも改めてきたのを
8年目の主査が要綱ごと木端微塵に全部改正した時など絶頂すら覚える

議員立法に滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に守るはずだった侵害留保が蹂躙され 責務規定が並んでいく様はとてもとても悲しいものだ

首長の意向に押し潰されて制定させられるのが好きだ
諮問答申に追いまわされ 流行のように前文をつけるのは屈辱の極みだ

諸君 私は法制執務を 地獄の様な法制執務を望んでいる
諸君 私に付き従う法制班同僚諸君
君達は一体何を望んでいる?

更なる法制執務を望むか?
情け容赦のない糞の様な法制執務を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の条文を改める嵐の様な審査を望むか?

「法制執務!! 法制執務!! 法制執務!!」

よろしい ならば法制執務だ

我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ
だがこの暗い庁舎の隅で半世紀もの間堪え続けて来た我々にただの法制執務ではもはや足りない!!

政策法務を!! 一心不乱の政策法務を!!

我らはわずかに一個の班 十人に満たぬ黒子に過ぎない
だが諸君は 一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは 諸君と私で総兵力1万と1人の補助機関となる

我々を忘却の彼方へと追いやり 眠りこけている連中を叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり下ろし 眼を開けさせ思い出させよう
連中に行政法の味を思い出させてやる
連中に地方自治小六法のページを思い出させてやる
天と地とのはざまには 奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
十人の事務吏員の小集団で 自治を書き尽くしてやる

全神経 集中開始 リーガルマインド 始動
起草!! 全条文全様式検索

「最後の法制班 班長より 全班員へ」

目標 行政不服審査法 新審査請求!!
第二次行審法整備作戦 状況を開始せよ

征くぞ 諸君



tihoujitiさんがご存じなかったようなので作り始めたのですが、2週間もかかっているうちに、当のtihoujitiさんに先に書かれるというマヌケっぷり。
ま、しょうがない。
元ネタは有名なので略。
それから、これ、遊びですから。遊び。何なら3回言っときます、あ・そ・び。

妄言 | コメント:0 | トラックバック:0 |

ならの地域医療を守り育てる条例・2

ようやく公布ktkr

あー、全文を見たかったわけで前文を見たかったわけではn(r

ともあれ、立法の目的が、少しでも叶いますよう、お祈りいたします。(心から)

なお、医療従事者(「等」ナシ)は、地域医療を守る者ではなく、
最早、地域医療を守るために守らなければならない者である、
というのが私の認識なんですが、まあどうでもいいですね、所詮。

一言 | コメント:0 | トラックバック:0 |

re:No.15263

>何を自分が間違っているのかがわかりません。

何を間違っているかというと、条例を読むということをしないことだと思います。
(地方公務員だとすればですが。)

あちらに書くのは、さすがに自重。

一言 | コメント:0 | トラックバック:0 |

巻頭言(第2巻)

   侏儒の祈り



 わたしはこの綵衣さいいまとい、この筋斗きんとの戯を献じ、この太平を楽しんでいれば不足のない侏儒しゅじゅでございます。どうかわたしの願いをおかなえ下さいまし。

 どうか一粒の米すらない程、貧乏にして下さいますな。どうか又熊掌ゆうしょうにさえ飽き足りる程、富裕にもして下さいますな。

 どうか採桑の農婦すら嫌うようにして下さいますな。どうか又後宮の麗人さえ愛するようにもして下さいますな。

 どうか菽麦しゅくばくすら弁ぜぬ程、愚昧ぐまいにして下さいますな。どうか又雲気さえ察する程、聡明そうめいにもして下さいますな。

 とりわけどうか勇ましい英雄にして下さいますな。わたしは現に時とすると、じ難いみねの頂を窮め、越え難い海のなみを渡り――云わば不可能を可能にする夢を見ることがございます。そう云う夢を見ている時程、空恐しいことはございません。わたしは竜と闘うように、この夢と闘うのに苦しんで居ります。どうか英雄とならぬように――英雄の志を起さぬように力のないわたしをお守り下さいまし。

 わたしはこの春酒に酔い、この金鏤きんるの歌をしょうし、この好日を喜んでいれば不足のない侏儒でございます。


--『侏儒の言葉』(芥川龍之介)より

(テキストは青空文庫からお借りしました。)

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