半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

地方財政のヒミツ

『地方財政のヒミツ』(小西砂千夫,ぎょうせい)入手。

よさげだったので手を出してみました。
まえがき・あとがきのほか、ざっーと眺めただけですが、これは良著。

交付税について、地財について、非常にまっとうなことが書いてあります。

例えば、交付税がある程度複雑なのはしかたがないとするところ。
世間によくある補正係数悪玉論に与しないのは、嬉しいですねえ。
(当たり前のことを喜ぶのもどうかと思いますが…)

そう。補正係数は、少しの面倒と引き換えに、きめ細かな算定もしてくれるのだ。
要は、有利になる側面があるのであって、むしろ増やしたいと思っても不思議はない。
算定の簡素化をいう方もいますが、それでかえって損したら、何にもならないのにね。
おっと、閑話休題。

内容の半分は、薄い本(地方交付税のあらまし)でもわかりそうなものですが、
馴染みの薄い方には、よい橋渡しになってくれるのではないでしょうか。

私も、よく読んで、改めて勉強したいと思います。

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古いスタイルの法律

古い法律(昭和22、3年の制定)には、いくつかの特徴が見られます。

1 目次が「○○法目次」であり、位置が題名の前であること。
2 見出しがないこと。(法令集で独自に〔 〕で見出しを付すことがあります。)
3 項番号がないこと。(法令集で独自に丸数字で項番号を付すことがあります。)
4 附則の条番号が本則から通しになっていること。

1・4の例としては、 児童福祉法 や 消防法 などがあげられます。
地方自治法の目次も、古いスタイルですね。

ちなみに、古いスタイルの目次の改め文では、
 地方自治法目次中「 」を「 」に改める。
のような書きぶりをします。

さて、こうした古いスタイルの目次ですが、何かの機会に改められることもあります。
児童福祉法は、平成9年の改正で、一般的な位置に換えられました。そのほか、少年法の平成19年の改正にも例があります。

ちなみに、改め文は、
 目次を削り、題名の次に次の目次を付する。
のようになります。
(なぜか、児童福祉法目次を削り、とは言わない。本則・附則のような、大括りの扱いなのか?)

また、2・3の見出しや項番号についても、現行のスタイルに整理されることがあります。
消防組織法の平成18年の改正は、そうした整理をしている例です。

それから、4の通しの条番号の整理については、学校教育法の平成19年の改正に例があります。
(当時の第93条以降が附則であり、
  第九十三条第二項を削り、同条を附則第一条とする。
 と改めています。
 なお、その際、本則の最後であった第92条の繰下げに関しては、
  第九十二条中「 」を「 」に改め、「 」を削り、本則中同条を第百四十六条とする。
 と改めています。「章中」の用法と同様のようですね。)

もっとも、自治体の例規には、このような古いスタイルの例規は(普通は)ありませんから、
改正手法を知ったところで、使う機会のないムダ知識なわけですが、
ま、担当者のたしなみということで。

自治体においても必要な知識としては、項番号がない場合には、項番号の繰上げ・繰下げが生じないこと、です。項を加えれば自動的に1項繰下げ、項を削れば自動的に1項繰上げとなります。
官報などで改正法を見る際に、改正文に繰上げ・繰下げがないため、改正の誤りかと思ってしまいますが、これが仕様です。

追記(12/3)
通しの条番号の整理について補完。ほか、語調の整理を少々。

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ビブリア古書堂の事件手帖・TV

ゴーリキー… ショートカット…

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バランスシート

気がつけば総務省も旗を振っているバランスシートですが、私自身は、その推進になかなか納得がいかないでいます。

バランスシートの機能はわからなくもないのだけれど、それは現行の決算書の改善では提供しえないのだろうか?

手近な改善を試みることもなく、バランスシートでなければダメだ! という飛躍がよくわからない。

将来債務については、予算書につけている地方債に関する調書、債務負担に関する調書を決算書にもつけることにすればいいし、
資産の状況については、財産に関する調書があるので、そこに価格を加えればいいのではないでしょうか?
(資産管理が問題というなら、資産管理そのものをやるべきだし)

個人的におもしろいと思ったのは、現有資産の財源構成(地方債、国県補助金、一般財源)が見えるので、他団体と比べると補助金の利用の多い・少ないがわかることくらい。ただ、それは、財務の健全性を表すかというと、ほとんど関係ない。

一方で、将来債務に関し、例えば、子ども向けの医療費補助の拡大の条例改正は、将来の財政を圧迫する変化だけれど、バランスシートには表れてきません。(もっとも、増税の予定も表れてきませんが)

バランスシート万能説を信じられないのは、こういうところ。

まあ、この形をもってわかりやすいというなら、形を整えるくらい構わないとも思いますが。
いまのところ、効果に釣り合うお金や時間とは、思えないでいるわけです。(特に、複式簿記の本格導入には)


…と、やらない理由ばかり得意になっていくのですが、どこかに「これ!」といった説得力ある資料はあるのでしょうか。(私の「バカの壁」が高いだけかな?)

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ニュース雑感(2012/11/14)

民主、復興予算に新基準 被災地以外認めず(47news)
http://www.47news.jp/CN/201211/CN2012111301002014.html

これまで認められていた全国防災対策費を含め、被災地以外の事業は復興特別会計への予算計上を認めないのが特徴。


国の牽強付会は、この際、改まったほうがいいと思います。

ただ。

全国防災対策費の地方負担分として、住民税の均等割の増税をしたはず。

被災地以外は、増税不要になってしまうのでしょうか?

どう、整理つけてくれるんでしょ?

(何らか代替的な枠組みを作って、増税が無にならないようにすると思うのですが、自治体においては、来年度に事業をするかしないかに関わるため、予算の詰めの時期までにそれが間に合うかどうか。)

 厳密には、地方債を介して、事業先行・増税後払の関係にあるものもあるので、既に行った分があれば、増税がまるで不要ということでもない。とはいえ、ねえ。

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『宇宙戦艦ヤマト2199』×「前田建設ファンタジー営業部」

前田建設ファンタジー営業部、てぇのがございまして。

マジンガーZ地下格納庫の工事一式を真剣に見積もったことで、その名を馳せた部署なんですが、その新プロジェクトが公開されました。

 『宇宙戦艦ヤマト2199』×『前田建設ファンタジー営業部』
 http://www.maeda.co.jp/fantasy/

宇宙戦艦ヤマト2199の世界にも前田建設が存在し、
ヤマト建造・発進に向け、当社技術者が検討を行なう物語となっております。
一部にはヤマトスタッフの方による当社技術者打合せ風景などの
オリジナルシーン(静止画)が配されるなど、楽しさ一杯の
建設読み物となっています。


告知はずいぶん前にあったのですが、なかなか動きがなくて、
久々にチェックしてみたら、すでに連載が一区切りついていたという…
ま、いっきに読めるからいっか。

ということで、みなさまもお楽しみください。

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身体障害者補助犬を除く

公共施設の設置管理条例、又は施行規則に、次のような規定を見ることがあります。

動物(身体障害者補助犬法(平成14年法律第49号)第2条第1項に規定する身体障害者補助犬を除く。)


ところが、当の法律は、

身体障害者補助犬法

 (国等が管理する施設における身体障害者補助犬の同伴等)
第七条 国等(国及び地方公共団体並びに独立行政法人(-略-)、特殊法人(-略-)その他の政令で定める公共法人をいう。以下同じ。)は、その管理する施設を身体障害者が利用する場合において身体障害者補助犬(第十二条第一項に規定する表示をしたものに限る。以下この項及び次項並びに次条から第十条までにおいて同じ。)を同伴することを拒んではならない。ただし、身体障害者補助犬の同伴により当該施設に著しい損害が発生し、又は当該施設を利用する者が著しい損害を受けるおそれがある場合その他のやむを得ない理由がある場合は、この限りでない。
2・3 略

となっており、公共施設は拒めないのが原則です。

本来は、法律が優先ですから、法7条1項ただし書に該当する施設だけが、

動物(身体障害者補助犬法(平成14年法律第49号)第2条第1項に規定する身体障害者補助犬を含む。)

と書いたほうが、法体系的にはスマートなような気がします。

とはいえ、誤解のないように、念のため、という意味では、ことさら否定するまでもない、のかもしれません。

ちなみに、国では、

自然公園法施行規則

 (立入りの認定の基準)
第十三条の六 法第二十四条第一項第二号に規定する環境省令で定める基準は、次に掲げるものとする。
 一・二 略
 三 利用調整地区において、風致又は景観の維持とその適正な利用に支障を及ぼすおそれのあるものとして次に掲げる行為を行うものでないこと。
  イ 生きている動植物(食用に供するもの及び身体障害者補助犬法(平成十四年法律第四十九号)第二条に規定する身体障害者補助犬を除く。)を故意に持ち込むこと。
  ロ~ヘ 略
 四・五 略

のみですので、なぜに各地に広がっているのか、ちょっと不思議です。

こんなこと気にするのもどうかと思いますが、気にするのも仕事のうちかな、と。



おまけ。 「盲導犬 ポスター」でググると、ちょっといいものが見れます。

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トゥームレイダー

(タイトルがなんとなくなのは、いつものことです)

洋々亭のレスの裏話でも。

法令に、現在の用字用語なら「埋める」と書いて差支えないのに、「うめる」が存在するということは、古い言い回しではないかと推測されます。
そこで、ちょいとネットの海を探りますと、

 公用文改善の趣旨徹底について
 http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/joho/kijun/sanko/koyobun/pdf/yoryo_ver02.pdf

というものが見つかり、その中に、

 充塡する→うめる・つめる

という例示があることから、「うめる」が補填するか何かの言い換えとして用いられてたんじゃないかという想像ができます。

で、いまはどうするの? というと、「埋める」でよいようです。

衆議院のサイトで、制定法律で「埋める」を使っているものを検索すると、20件ヒット。
いずれも制定年が新しいものです。

また、中を見てみますと、「うめる」を「埋める」に改めているものもあります。

地方税法及び国有資産等所在市町村交付金及び納付金に関する法律の一部を改正する法律(昭五九・一二・二五 法律第八十八号)(抄)

 (地方財政法の一部改正)
第十二条 地方財政法(昭和二十三年法律第百九号)の一部を次のように改正する。

  第四条の三第一項中「こえる」を「超える」に、「公社有資産所在市町村納付金、公社有資産所在都道府県納付金」を「日本国有鉄道有資産所在市町村納付金、日本国有鉄道有資産所在都道府県納付金」に、「あらたに」を「新たに」に、「うめる」を「埋める」に、「行なう」を「行う」に改める。

※ちなみに、第四条の四は「うめる」のまま


こうしたことからしますと、「埋める」でよいと判断してよいでしょう。

なぜ変わったかまでは調べていませんが、変わった時期は昭和57年度あたり。
どこで何の変更があったのやら。


(こういうの探るの好きだなあ、我ながら)

一言L | コメント:0 | トラックバック:0 |

古典の日

やっぱり『フェッセンデンの宇宙』(エドモンド・ハミルトン)だよね!!



え? 文庫落ちしてる? しかも3篇増補?
単行本買った人間に対してその仕打ちは…ぐぬぬ

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