半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

『プリンセスと夢の鍵』

プリンセスプリキュア終了。
ああ、胸がいっぱいだ。
どのシリーズにも終わりの余韻はあるけれど、今回のはまた格別です。

プリンセスプリキュアは終わった。もうやらない。
だけど、俺の背中に、この胸に、ひとつになって生き続ける!



以下、思いつくままに。ネタバレ含みます。

前話で残された課題、「絶望は消えない」ということに対して、どう決着をつけるか。

以前、はるかは、自分の夢を見失いそうになったとき、それまでの様々なシーンを思い出しながら、立ち直った。
夢を目指す過程もまた夢の一部なのだ、と私は解しました。カナタは「夢は君の全部なんだね」と言ってましたね。
そして今回、絶望もまた、はるかの一部だったということでした。

絶望を倒そうとすれば、絶望も夢を倒そうする。互いの否定は、争いとなる。
だったのを、「絶望は消えない」を、それと認めて、でも「夢も消えない」と、対話にする。
絶望の側も、夢を認めて、対話になり、沈静化する。
ツイッター上の感想には、親子の承認欲求とか、クローズははるかの影法師とかいうのもあって、それぞれ示唆的でしたが、いずれにせよ、この二人らしい休戦エンドでした。

そして、物語としての最後の課題は、別れ。

今日は、泣き方の表現に力が入ってましたよね。
カナタの噛みしめる横顔。
トワの我慢からの決壊。
アロマのこらえる背中も。

そして、最後の、はるかが泣くシーンには、こちらももらい泣き。
肩を震わせて、スカートのすそをぎゅっとして、そこからの口元ですよ。

あえて言おう、神であると。

こんなにも感情を揺さぶられたのは、何年振りだろう?

今作、エピソードの重ね方も見事なんですが、キャラの感情表現がていねいで絶妙だったと思います。
単純な喜怒哀楽ではなくて、例えば、きららが後輩モデルのために自分の夢を犠牲にしてしまった回で、後悔はないと言いながらも、いろいろな感情が入り混じっているであろう微妙な表情をしていたり、その次の回での、自分の夢を再確認したときの表情や、ふっ切れた後の無敵感が実に輝かしかったりとかね。

番組は終わっても、登場人物たちの物語は続く、という感じもよかったです。
はるかが涙をぬぐった後の締めかたも。
Cパートも。

月並みですが、すばらしい作品に出会えてよかった。
出演者、スタッフのみなさん、本当にありがとう。

追記(2/1)
Cパートを入れて、どうなったんだろうと思わせておいて、しかし、はっきりとさせなかったのは、みんなが思い思いの結末を想像できるように、ということなんでしょうね。絵本『花のプリンセス』のごとく。
だけど、私も確認しましたよ、最後の最後の大人はるはるの髪の色の件! お姫様が王子様と離れ離れのままで、お話が終われるわけがないのだ。再会できてないはずがない。
追記おわり



実は、今期のプリキュア、特にキュアフローラには、個人的にも救われている。
職場でパワハラめいた言動に悩まされていて、全く出口が見えないでいるが、そんな中でも、その人を赦そうという気を持てている。
はらわたが煮えくり返る思いもし、「海より広い私の心も、ここらが我慢の限界よ」に近づいているが、それでも、私は、フローラがトワイライトを赦したように、シャットを助けようとしたように、強くありたい。そう願える自分がいる。倍返しを期する自分より、絶対にいい。
(※泣き寝入りでも我慢しよう、という意味ではないので、念のため)



おおっと、私らしくもないことを書いてしまったぜ。口直しに、これを紹介するんだね。

 【ファミマ入店音】ファミマの主題による変奏曲【ピアノ五重奏】
 http://b.hatena.ne.jp/entry/www.nicovideo.jp/watch/sm28022262

ハイレベルの上質な遊びは、素敵というのみ。

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たり・たり

○○したり、××したり、
の「たり」は、繰り返して使うのがセオリー。

なのですが、必ずしも浸透していないようで、時折、それを指摘することもあります。

参考。
 「~たり~たり」
 http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/154.html

最近では、こういうのもありました。
 「~たり、~たり」を省略しない理由
 http://www.mainichi-kotoba.jp/2016/01/tari.html

1つだけで使うならこのようにする、というのは、応用として押さえておきたいですね。



ええい、プリンセスプリキュアという作品は、化け物か。(※良すぎる、という意味で)

語らずにはいられないので語ります。

47話。プリンセスになるとは、の答え。プリンセスとは生き方、という落としどころは想定していたけれど、夢と花との重ね合わせで説得力を持つ。と同時に、主人公をフローラとした意味も、ここにあったのかと思い知らされる。また、シャムール先生のレッスンにもちゃんと幕引きをしたところがよい。行き届いている。

48話。30分で何回泣かせるつもりなのか。正体を明かして戦う決意をするところ、ゆいとみんなが絶望から抜け出すところ、シャットの「変わるぞ!」のところ。それと、これは言っておきたいんだけど、正体を明かして戦う決意をするところで、きららは、笑って踏み出すんだよね。そうだね、よしきた、って感じの笑顔で。キャラをよくわかってる、キャラがよく理解されているということが、伝わるシーンだった。

49話。もう言葉にならない。主役4人、生徒たち(園長・白金さん含む)、妖精2匹、カナタ・シャムール、シャット・ロック、みんなに見せ場がある。1年前は、プリキュアに光が集まっても、へー・ほー・ふーん、だったけど、今年のは、違う。確かな理由が、ちゃんとある。わかる。

こういう言い方は失礼かもしれないが、前作の反省が、見事なまでに結実しているのではないか。
「ありがとう、あなた(ハピプリ)がしくじってくれたおかげで、私いま、こんなにも幸せだよ」

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笑う門に福来たるでしょ

いいか、みんな

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ひとつひとつはただのペンだが

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二つ合わされば

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(見える人には見える)



あけました。おめでとうございます。

昨年は個人としてはなにかとひどい年だったので、
今年はよくなってほしい&よくしたいです。

このヤマが終わったら、
撮り溜めたまま見れていない春アニメと夏アニメと秋アニメを見て、
買ったまま読めていない文庫たちと新書たちと単行本たちを読むんだ。

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