半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

青の数学

『青の数学』『青の数学2』(王城夕紀,新潮文庫nex)
http://www.shinchosha.co.jp/book/180072/
http://www.shinchosha.co.jp/book/180082/

数学に挑む高校生の物語。
ラノベかと思ったら、そうじゃなかった。
無印、2、とありますが、実質的には上下巻です。
なお、数学がわからなくても本筋は楽しめるようになってます(と思います)。

数学とは何か
なぜ数学をするのか
数学を続ける意味は

割と多い登場人物がいて、いろんな角度から、少しずつ炙り出されていく。
数学の話をしていると思ったら、いつの間にか青春の話になっていました。

圧倒的な才能の前に自分はどうするのか
勝ち負けとは
何かを続ける意味は

なるほど、確かにこれは青春小説だ。
数学の話は話としてちゃんとあるけれど、数学以外の何かにも通じる話でもある。

そうだなあ、例えば、法務・例規に通じた人(この界隈は10年選手も珍しくない)を前に、私なんかは太刀打ちできる気はしないわけですよ。じゃあ、去るべきなの? なぜ職を離れた現在も興味を持ち続けているの?
自分に照らしてみて、ふっと落ちたものがある。ああ、そうかと。

そんな、意外な気づきをもたらしてくれたこの本は、私にはよかった。
私もまだ青春してるのだな。

付言B | コメント:0 | トラックバック:0 |
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