神様がうそをつく。2017-05-05 Fri 『神様がうそをつく。』(尾崎かおり,アフタヌーンKC) http://afternoon.moae.jp/lineup/187
これ、すごく好きなんですよ。 ネットで、おすすめマンガの記事を見ることがありますが、この作品が入っているかどうかで、信憑性を測るくらい。 ひょんなことから、少年が少女と秘密を共有することになって、それで親しくなって、でもその先に--という話。 話自体は、ネグレクトも絡んで、まあ辛い話なんですけど、悲劇の中で光る美しさ、ていうのかな、そういうものを感じます。 ネタバレなしで魅力を伝えるのが苦手なので、このへんにしておきます。 なお、長らく紹介しそびれていたので、もう店頭には並んでいないかもしれません。すまぬ。 (以下、やや踏み込んだ感想) 男の子には、「女の子を守りたい回路」がついているのだろうか。ほかの作品でも思ったのだけど。 好奇心 好意 恋 愛。 恋というのは、相手とのつながりを持ちたいとかいう「欲」だと思うけど、 相手をまるっと受け入れるというのは、もう愛なんじゃないかな。欲を超越した。 なつるの、理生(りお)に対する感情は、もう、そういうレベルだと思う。 理生が、 >私たちの××になってくれるなんて と言ったところにも、それが表れているような気がする。 「××」って、恋を表す言葉じゃないからね。 さておき、 子どもは子どもなりの精一杯を生きようとしている。 少なくとも、そういう話ではあります。 話の筋が合わなくても、味わいようは、あるかと。 |
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