半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

神様がうそをつく。

『神様がうそをつく。』(尾崎かおり,アフタヌーンKC)
http://afternoon.moae.jp/lineup/187

「誰にも言わないで--」
11歳の夏。
君の秘密を、僕は守る。

転校先の学校で、同級生・理生の秘密を知ったなつる。
少年と少女の、幼い恋と冒険の物語。


これ、すごく好きなんですよ。

ネットで、おすすめマンガの記事を見ることがありますが、この作品が入っているかどうかで、信憑性を測るくらい。

ひょんなことから、少年が少女と秘密を共有することになって、それで親しくなって、でもその先に--という話。
話自体は、ネグレクトも絡んで、まあ辛い話なんですけど、悲劇の中で光る美しさ、ていうのかな、そういうものを感じます。

ネタバレなしで魅力を伝えるのが苦手なので、このへんにしておきます。
なお、長らく紹介しそびれていたので、もう店頭には並んでいないかもしれません。すまぬ。



(以下、やや踏み込んだ感想)



男の子には、「女の子を守りたい回路」がついているのだろうか。ほかの作品でも思ったのだけど。

好奇心
好意

愛。

恋というのは、相手とのつながりを持ちたいとかいう「欲」だと思うけど、
相手をまるっと受け入れるというのは、もう愛なんじゃないかな。欲を超越した。

なつるの、理生(りお)に対する感情は、もう、そういうレベルだと思う。
理生が、
>私たちの××になってくれるなんて
と言ったところにも、それが表れているような気がする。
「××」って、恋を表す言葉じゃないからね。

さておき、
子どもは子どもなりの精一杯を生きようとしている。
少なくとも、そういう話ではあります。
話の筋が合わなくても、味わいようは、あるかと。

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