半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

バッタを倒しにアフリカへ

『バッタを倒しにアフリカへ』(前野ウルド浩太郎,光文社新書)
http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334039899

本書は、人類を救うため、そして、自身の夢を叶えるために、若い博士が単身サハラ砂漠に乗り込み、バッタと大人の事情を相手に繰り広げた死闘の日々を綴った一冊である。 (まえがきより)


ネットで話題に上っていたので買ってみましたが、ちょっと読み始めたら、もう一気でした。
バッタの学術的な解説よりは、異文化の体験記、ポスドクの奮闘記でありましたが、適度な自虐と、適度な人情噺に、すっかり引き込まれてしまいました。おもしろい(そして、この文章力をつけた経緯がまたおもしろい)。

だいたい、序盤から
>ちなみに、この本では度々余談をして話の腰を折りまくる予定です
という具合だし、中盤の
>バッタの馬鹿! もう知らない!
には、ニヤニヤを禁じ得ない。非っ常ーに、私好み。

そして、終盤、ネタバレしないように伏せますが、
>p.261 8-9行
>同 12行
の連打には、まいりました。いや、状況としては深刻なんですけど、元ネタがわかってしまったので、吹いてしまいます。草不可避。
(ついでに言えば、写真のキャプションもちょいちょいユニークで、p.260のなんか、もう)

そんなこんなで、たいへん楽しませていただきました。
読み終えてみれば、「天は自ら助くる者を助く」だなあ、という感想もありますが、この先、存分に研究できることを陰ながらお祈りいたします。
筆者の活躍がアフリカを救うと信じて…!



研究者ということで、ついでにこれも。

『研究するって面白い!』(伊藤由佳理編著,岩波ジュニア新書)
https://www.iwanami.co.jp/book/b266377.html

女性科学者による研究案内。中高生向け。表紙が賀茂川さん(京都市営地下鉄の方)だー、ということで手に取ったのですが、中身も割と興味深いものでした(知らない方面ほど興味が湧く)。人生いろいろですね。

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