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二段ロケット方式の附則での法令の略称

二段(多段)ロケット方式において、それぞれに経過措置を置く場合、法令の略称ってどうするんだろうか?

その1 「改正後の法」というが、使う場所を限定する。

◎国家公務員法等の一部を改正する法律(平一九・七・六法律第百八号)
   附 則
第五条 前条第一項に規定する政令で定める日までの間、公務の公正性の確保を図りつつ職員又は特定独立行政法人の役員(以下この項において「役職員」という。)の離職後の就職の援助を行うための基準として政令で定める基準に適合する場合において、政令で定める手続により内閣総理大臣の承認を得て、職員が当該承認に係る他の役職員又は役職員であった者を当該承認に係る営利企業等(略)又はその子法人(略)の地位に就かせることを目的として当該営利企業等に対し、当該役職員若しくは役職員であった者に関する情報を提供し、若しくは当該地位に関する情報の提供を依頼し、又は当該営利企業等若しくはその子法人の地位に就くことを要求し、若しくは約束するときは、第一条の規定による改正後の国家公務員法(次条において「改正後の法」という。)第百六条の二の規定は、適用しない。
2~4 略

第八条 第三号施行日から起算して三年間は、第二条の規定による改正後の国家公務員法(以下この条において「改正後の法」という。)第二十七条の二並びに第五十八条第一項及び第二項の規定の適用については、改正後の法第二十七条の二中「第五十八条第三項に規定する場合を除くほか、人事評価」とあり、並びに改正後の法第五十八条第一項及び第二項中「人事評価」とあるのは、「人事評価又はその他の能力の実証」とする。
2 略


その2 「第○条による」をつけて区別する。
(こちらは、経過措置等の配列・見出しのつけ方についても参考になります。)

◎モーターボート競走法の一部を改正する法律(平一九・三・三一法律第十六号)
 (モーターボート競走法の一部改正)
第一条 モーターボート競走法(昭和二十六年法律第二百四十二号)の一部を次のように改正する。
  略
第二条 モーターボート競走法の一部を次のように改正する。
  略
第三条 モーターボート競走法の一部を次のように改正する。
  略
   附 則
 (施行期日)
第一条 この法律は、平成十九年四月一日から施行する。ただし、次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日から施行する。
 一 第二条、附則第四条第一項及び第五項、附則第五条から第十二条まで並びに附則第十三条第二項から第四項までの規定 平成十九年十月一日
 二 第三条、附則第十三条第一項及び第五項から第七項まで並びに附則第十四条から第十七条までの規定 平成二十年四月一日
 (第一条の規定による改正に伴う経過措置
第二条 この法律の施行前に第一条の規定による改正前のモーターボート競走法第二十六条の規定に基づくモーターボート競走法施行規則(昭和二十六年運輸省令第五十九号)の定める確認を受けて設置された場外発売場でこの法律の施行の際現に存するものは、第一条の規定による改正後のモーターボート競走法第四条の二第一項の許可を受けて設置された場外発売場とみなす。
2 略
 (第二条の規定による改正に伴う経過措置
第三条 第二条の規定による改正後のモーターボート競走法(以下「第二条による改正後の法」という。)第二十二条の二第一項の規定による指定及びこれに関して必要な手続その他の行為(船舶等振興業務規程の認可を含む。)は、第二条の規定の施行前においても、第二条による改正後の法第二十二条の二及び第二十二条の五の規定の例により行うことができる。
第四条~第七条 略
 (第二条の規定による改正に伴う関係法律の一部改正
第八条 次に掲げる法律の規定中日本船舶振興会の項を削る。
 一~四 略
 (第二条の規定による改正に伴う関係法律の一部改正に伴う経過措置
第九条~第十一条 略
 (第三条の規定による改正に伴う経過措置
第十二条 第三条の規定による改正後のモーターボート競走法(以下「第三条による改正後の法」という。)第三十二条第一項の規定による指定及びこれに関して必要な手続その他の行為(競走実施業務規程の認可を含む。)は、第三条の規定の施行前においても、第三条による改正後の法第三十二条及び第三十四条の規定の例により行うことができる。
第十三条~第十六条 略
 (第三条の規定による改正に伴う関係法律の一部改正
第十七条 略
 (罰則に関する経過措置)
第十八条 略
 (政令への委任)
第十九条 略
 (検討)
第二十条 略


その3 「改正時期」をつけて区別する。

◎健康保険法等の一部を改正する法律(平一八・六・二一法律第八十三号)
   附 則
第十二条 厚生労働大臣は、第四条の規定による改正後の健康保険法(以下「平成二十年十月改正健保法」という。)第七条の二第一項に規定する全国健康保険協会(以下「協会」という。)の理事長となるべき者及び監事となるべき者を指名する。
2 略



引用の頻度が少なければ、その1のパターンでいけますが、多くなると、その2のパターンがよくなるのでしょう。
その3は、特殊な例だと思いますが、複雑な改正であったこの改正法においては、その2のように記号的であるよりも、わかりやすさの方を取ったのでしょう。


追記(11/9)
上の、その2の例では、本則第1条に見出し(共通見出し)がついています。
あれ~、こういうときって、つけたかなあ? と思ったのですが、
◎児童福祉法の一部を改正する法律(平一六・一二・三法律第百五十三号)
のように、やはり、必ずしもつけるわけではないようです。この旨、念のため。

追記(11/12)
施行日が異なる改正での場合を11/12付エントリで掲載。

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