半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

基本的認識

「平成二十二年度における子ども手当の支給に関する法律」案が明らかになったので一読するわけですが。

第十九条 …児童手当その他給付であるという基本的認識の下に、…
 →「基本的認識」であって「みなし」ではないと。
第二十条 …児童手当とみなして、同法第十八条…の規定を適用する。
 →費用負担の条項に関しては「みなし」であると。
第二十一条 …当該児童手当等受給資格者は、児童手当又は特例給付等の支給要件に該当しないものとみなす。
 →該当しないってさ。(児童手当等は出さないと。)

ふーん。

ちなみに、「基本的認識」の法律での使用例は4件。そのうち、これが構文的に近い。

厚生年金保険法
 (被扶養配偶者に対する年金たる保険給付の基本的認識)
第七十八条の十三
 被扶養配偶者に対する年金たる保険給付に関しては、第三章に定めるもののほか、被扶養配偶者を有する被保険者が負担した保険料について、当該被扶養配偶者が共同して負担したものであるという基本的認識の下に、この章の定めるところによる。

これは、これでしょうけどね。でも、今回の場合に、例があると言えるのかしら。

さて、過日の報道にあったように児童手当が並存だとすれば、どのような規定ぶり(みなしかた)で並存させるのかと興味があったわけですが、条文を見る限り、どうも並存とは思われません。並存なら、もっと、きっちり、みなす必要があって、「基本的認識」って言えば済むってもんじゃないと思います。
まあ、そもそもそんなつもりはなかったいうことであれば、不思議じゃないわけですがね。

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