半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

遵法意識

子ども手当受給―厚労相 受け取らない―自民議員
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030501000333.html

 長妻昭厚生労働相は5日の衆院厚労委員会で、子ども手当を受給するかを問われ「子どものうち1人は対象。受け取って使い道は家族会議で決めていこうと考えている」と表明した。

 質問した自民党の西村康稔氏は「私は少なくとも受け取るつもりはないし、自民党の多くの議員も受け取るつもりはないと思う」と、2千万円以上の報酬を受け取る国会議員が受給することを批判。「まるで定額給付金の時の自民党の大臣のようなご答弁」と皮肉った。

 同じ問いに野田佳彦財務副大臣は「息子は現在高校3年と中学3年で対象外となる。残念だ」と述べ、「もし対象であれば基本的には受け取る。うちの子どもに使うかは別で、寄付するやり方もある」と応じた。(以下略)

※強調は引用者による。


平成二十二年度における子ども手当の支給に関する法律案

 (趣旨)
第一条 この法律は、次代の社会を担う子どもの健やかな育ちを支援するために、平成二十二年度における子ども手当の支給について必要な事項を定めるものとする。

 (受給者の責務)
第二条 子ども手当の支給を受けた者は、前条の支給の趣旨にかんがみ、これをその趣旨に従って用いなければならない

※強調は引用者による。


お子さんが対象でしたら、第2条抵触のおそれがあるところでしたね。

追記(3/18)
 そういえば、寄附条項(第23条)なんてものがあったんだっけ。
 でも、「支払を受ける前に」申出だから、やっぱりちょっと勘違いかな。
(追記おわり)



子ども手当法案の第1条、第2条に関しては、以前、hoti-akさんが触れてました。(http://d.hatena.ne.jp/hoti-ak/20100212
私も、また別の観点から、条文にしっくりこない思いがありました。この機会に、ちょっと書いときます。

私の言語感覚では、
「○○するために」ときたら、「△△する」と動詞で受けます。
「○○するための」ときたら、「□□」と名詞で受けます。

したがって、第1条は、「支援するために」→「必要な事項を定める」が文の骨格になります。
…それでいいのか?
例えば、動詞にかけるなら「支援するために」→「手当を支給する(ことについて)」、
名詞にかけるなら「…支援するための」→「手当の支給」などとしたいところ。

このような手を入れたくなる条文を、国は、なぜこれで出してきたのでしょうか。
1 時間ぎれ
2 政治主導の文言に口を出すか、官僚め
3 お前(半鐘)のセンスの方がおかしい

とまあ、そんなことを思ったりしていましたのよ。

一言 | コメント:2 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

ここまでフリーダムな法律って、珍しいですよね。
先日、国法にも携われた方とお話したのですが、彼我の差が大きいものであった、法律と条令の差が小さいものになってきているような所感を抱いていらっしゃるとのことでした。
2010-03-06 Sat 23:31 | URL | kei-zu [ 編集]
>差が小さいものになってきている
とすれば、うれしい評価ですね。精進々々。

この法案に関しては、注文自体に無理がありますからねえ。
いろいろ書いてますけど、国の担当者もまた被害者ですから、心情的には、責めにくいものもあります。
2010-03-07 Sun 16:00 | URL | 半鐘 [ 編集]

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