半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

行政不服審査法案に関する勉強会

「行政不服審査法 改正」等で検索されてくる方が今でもいらっしゃいますが、その後、どうなっているんでしょうね。とりあえず、このブログに有益な情報はございませんので、あいすいません。

ところで、総務省の「行政不服審査法案に関する勉強会(概要)」について、書こうと思いながら随分と経ってしまいました。

まず、率直な感想から。

見事なボコられっぷり(苦笑
学者さんを集めて諸般検討して作った法案だったと思うのですが…
違う人(一部は同じ人ですが)によれば、こんなにも違うのかと。
なんなんだか。

さて、法案の見直しが表明された際の当ブログの記事では、
 大臣指摘の4点、私の理解するところからすると一部事実誤認のような気がするのですが
と書きました。というのは、自分としては、次のような評価だったからです。

>行政不服審査会という屋上屋を架して行政組織の肥大化を招いてはならない。
   情報公開・個人情報保護審査会の改組によって肥大化を回避している
>公平性という美名とは裏腹に国民の側からみた救済手続の簡便性、迅速性の向上という視点が欠如している。
   行政庁限りで行うことへの不信への対処を重視するのであれば仕方ない
>情報公開・個人情報保護審査会の廃止が情報公開の流れに逆行するのではないか。
   兼用であれば後退ではない
>審査会の地方への必置義務は、私の地域主権の、この流れにも逆行するのではないか。
   準司法的(と私は思っていますが)な制度は全国統一であるべき

しかし、大臣の問題意識が、この勉強会での批判的論調であったとすれば、なるほどと思わなくもありません。

さて、不服審査について、とりわけ、簡易・迅速について一言。

迅速をいうなら、訴訟が一番です。
ぶっちゃけ、処分庁が適正・適法にやっている限り、いくら見直しても、結果は変わらないからです。お互い手間をとるだけ。審査会を経るとなれば、いまよりずっと遅くなるでしょう。
(もちろん、ミスが発見され、修正される機会となることはあるでしょうが、そうしたものは、窓口で相談を受ける段階で自ずと発見され、修正されるのではないかと思います。であれば、不服審査の段階に進んで初めて見つかるというのは、少ないのではないかと思うのです。)

反面、何でも訴訟になればいいとも思いません。それを避ける意味では、不服審査はあながち悪いとも思いません。
余談ですが、自治体職員である和久井氏が、「不服申立前置は必要と考える。」と述べているのには、おや? という感じです。


で、この先どこへ向かうんでしょうか。
何が問題で、何を変えたかったのか。その際は何が優先事項なのか。

勉強会の論調を見ていると、不服審査は、それが必要な個別法にだけ置いといて、あとは無くしてもいいんじゃないかとさえ思えてきます。
いずれにしろ、地方にもおおいに関わるのですから、あまり振り回してくださいますな。


同じ人
行政不服審査制度検討会(12名)の名簿はこちら
今回の8名のうち、重複しているのは3名。
 小幡 純子(上智大学法科大学院長)
 藤村 誠(財団法人労災保険情報センター理事長)
 和久井 孝太郎(東京都総務局参事(訟務担当))

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