半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

一括交付金・1.5

一括交付金について、もう少し。

地方の裁量が増えるのはうれしいけれど、私は、自分の団体が得をするか損をするかを考えてしまいます。
これは分かりやすくいうと、例えば今なら、目的ごとに補助の申請を出せば、水路で3億円、学校の耐震化で2億円、福祉で1億円が受けられるとする。それが一括になると、算定方法次第で、8億円も来るかもしれないし、あるいは4億円しか来ないかもしれない。
また、例えば、一括交付金の算定見込額が6億円だとする。それに対して、整備したい各事業が補助金であった場合の見込額を合計してみると、4億円かもしれないし、あるいは8億円かもしれない。

制度の詳細が明らかでないので、損得どちらと出るかわかりませんが、ミクロ(個々の団体)で見れば、損と出る可能性はあるってことです。補助金のままの方が得かもしれません。
交付金の使途が自分の裁量になることや、補助金がつく・つかないを心配する必要がなくなるといったことは、魅力的ですが、その魅力は、損と引き換えにできるほどのものかどうか。小異を捨てて大同につくべきかとも思いますが、やっぱり損の程度によっては考えてしまうかなあ。
そういったこともありますので、地方の総意をとりまとめる際は、よく考えていただきたいと思っています。

(ちなみに、これが税源移譲(=補助金廃止)の議論であれば、完全に地方の自己責任になる話ですから、損をしてでもすることに抵抗がないのですが、一括交付金の議論では、補助金方式との比較を考えてしまうせいか、どうもそこまでスパッと覚悟ができないんですよねえ。)


ところで、肝心の制度の詳細ですが、政権交代からそれなりに経つのに、まだ提示されないのは、どうなんでしょう。別に、省庁が何を交付金化できるかにかかわらず、制度自体は設計できると思うのですが。
あと、省庁の抵抗と言われますが、どんな説明をしているのかも気になるところです。「一丁目一番地」「国民との約束」以上の説明が、されているんですよね?

補助金を一括交付金化すると、その使途は地方次第になってしまうので、政府としては当該部門の整備目標は持ち得ない、そういうことになる。
ものすごい英断というか大変革なんですが、そういう自覚があって言ってるのかも、ちょっと不安です。


あー、もう、何日もかかったのに長いばっかりでぜんぜん切れがないや。ゴメンネ。(でも載せるんだけど)

一言 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<月額報酬制の可否 | HOME | 一括交付金>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |