半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

街場のメディア論・おまけ

本が売れない構造を見て、CDが売れないのも同じ構造だなあと思った。

現代人は「社会の諸関係はすべて商取引をモデルに構築されている」と考えています。一方に売り手がいて、他方に買い手がいる。それが市場を形成し、そこで商品やサービスと貨幣が取り交わされる。そういうスキームに即してすべての社会関係が考想されている。-p.107

音楽業界は、著作権を勘違いした。
楽曲に「あらかじめ」価値があると考えた。
音楽業界は、楽曲を「商品」にしてしまい、聴き手を「消費者」にしてしまった。

「消費者的にふるまう」というのは、ひとことで言えば、「最低の代価で、最高の商品を手に入れること」をめざして行動するということです。-p.78

消費者が商品に擦り寄らないというのは、当然の帰結。
楽曲が売れる「べき」ものである・はずであるなど、売る側の妄信である。
そうやって、いない「外部の犯人」を捜して、呪い続けてればいいさ。

私はボーカロイドという機械音声のCDをときどき買います。
無料でも聴けるものを、なぜわざわざ買うかといえば、創り手への御礼なんだと思う。
(内田先生の本を読んだから言うんじゃないよ? 素朴に、そう思うんです。)

楽曲が、「素敵な贈り物」に戻りますように。

一言 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<埋もれすぎだろう | HOME | 街場のメディア論>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |