半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

一部改正における表の細分の特定

わからなくて難儀したものシリーズ。

別表といえば、通常、ひとつの表なのですが、中には、別表の中に複数の表がある場合があります。
このような場合、別表の中の表を改めようとするとき、改め文においてどのような特定のしかたをすればよいか悩みます。横着して「別表中…」としてもいいのですが、きちんとした書き方はあるのでしょうか。

【例1】
一般職の職員の給与に関する法律 に、

別表第一 行政職俸給表 (第六条関係)
 イ 行政職俸給表(一)
 ロ 行政職俸給表(二)


という表があります。これに対して、
一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律(平一九・一一・三〇法律第百十八号) では、

別表第一イの表中「…」を「…」に改め、別表第一イの備考(二)中「…」を「…」に改め、別表第一ロの表中「…」を「…」に改める。


と特定しています。表の細分を掲げて「別表○+△の表」と書き、名前はあっても掲げない、ということのようです。
ちなみに、同じ表の改正をするときは、通常「、同表…」と続けますが、この例では、備考の改正に見られるように、同表といわず細分を再掲しています。これは、同表というと、別表第一全体との区別がつかないからなのでしょう。

【例2】
地方自治法 に、

別表第六
 一 第百七十二条第一項の吏員その他の職員中法律又はこれに基づく政令の定める特別の資格又は職名を有しなければならないもの
  (一) 都道府県
  (二) 市町村
 二 教育委員会の任命する職員中法律又はこれに基づく政令の定める特別の資格又は職名を有しなければならないもの
  (一) 都道府県
  (二) 市町村


という表がありました*1。これに対して、
地方自治法の一部を改正する法律(平九・六・四法律第六十七号) では、

別表第六第一号(一)の表中「保健所法(昭和二十二年法律第百一号)第五条の二」を「地域保健法第十条」に、「栄養改善法第九条第三項」を「栄養改善法第九条第二項」に改める。


と特定しています。やはり、表の細分のみを掲げて「別表○+□+△の表」と書かれているのがわかります。

なお、これらの例では「別表○□△の表」のように続けて書かれていますが、横書きであって表の細分が数字である場合だと、読みにくい状態になります。ローカルルールとしては、区切りに「の」を入れて、「別表第6の1の(1)の表中…」というような書き方もあろうかと思います。

*1 別表第六がこの形になったのは、地方公共団体の事務に係る国の関与等の整理、合理化等に関する法律(昭和六〇・七・一二法律第九十号)(附則第十七条)によります。

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