半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

フォーラムと知恵袋の違い

社会人たるもの、訊かれたことに答えを「出す」ことは最低限。それは否定しません。
けどね。

答えを「授かる」だけでは成長しないんだ。
答えを「得る」ことに、その過程を経験することに、成長があるんだ。


わからないことに対してどうするか、
掲示板に書き込む前にできそうなことを、挙げてみたいと思います。

1 担当課に聞く、相談する
 人事のことは人事に、財務のことは会計や財政に。教えてくれないってこともないでしょう。

2 前任者に聞く、相談する
 担当業務に関しては、前任者や同僚に。教えてくれないってこともないでしょう。

3 図書にあたる
 ありていな疑問や質問については、往々にして過去に解説や質疑応答がされているものです。(これこれの予算科目はとか、完了検査が年度を越えたらとか)
 スタンダードな図書としては、次のものを挙げておきます。
 ・逐条地方自治法、逐条地方公務員法、個別の法律の逐条解説
 ・自治六法、地方自治小六法
 ・予算要求考え方・作り方
 ・歳入歳出科目解説
 ・諸手当質疑応答集、旅費法質疑応答集、個別の法律の質疑応答集
 ・地方財務実務提要、市町村事務要覧
 ・月刊誌等のバックナンバー

 これらの図書があるか、また、どこにあるかを日頃から知っておくことが必要です。
 「こういう本ありますか」「ちょっと見せてください」からはじめましょう。
 なお、実務提要、事務要覧は読みにくいのですが、繰り返し手に取ることでなじんでいきます。
 むしろ、繰り返し手に取ることで、「あそこに書いてあったような…」という印象が形成されます。

4 近隣・都道府県に聞く
 近隣や実例のある団体に、直接、どうしているかリサーチするのも有効です。
 また、分権の時代とはいえ、都道府県に一切聞いてはいけないということもありません。
 特に、法定受託事務の場合は、過去の蓄積もありますし、なんなら技術的助言を求めたっていいのです。
 (一般的な解釈は手伝わないという例もあったに思いますがここでは本論ではないので略)

5 洋々亭の過去ログを見る
 ありていな疑問や質問については、往々にして過去に話題になっているものです。
 そのものズバリがなくても、咀嚼すれば、応用できるものもあるでしょう。

そのうえで、見解の相違や、なお不明な点を追及するのはよいことだと思います。

さて、ここで申し上げたいのは、答えを覚えておくことではなく、答えが(あるいはリソースが)どこにあるか、だいたいの場所を覚えておこうってことです。
答えを知ることが大事なんじゃなくて、答えへの行き方を知ればいいのです。

なんだか偉そうですいませんけど、最終的には、自分が考えなければ誰も考えてくれないわけで、自分ががんばるしかないのです。


なお、誤解のないように申し添えますが、洋々亭の亭主(管理人)様が、広く書き込みを受け付けている以上、私はそれに口出しするつもりはありません。自治厨でもないし。それに、気軽に質問する人はするでしょうし、これからも現れるでしょう。

最後にひとこと。管理人様、いつもお世話になっています。この機会に、心から感謝申し上げます。

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この記事のコメント

宅地開発税について話題を振り逃げしているようで、すみません。少し身辺雑事が多すぎまして、4/1のウソエントリ以後、ブログも更新できません。

さて、本日のエントリ、リアルな社会で何かありましたか? 私のようなおじさんはもう慣れっこですが、あまり昂じると「口うるさい、言葉のキツイおじさん」になってしまいますよ。
 別の交流会で、さいきんの新人さんをめぐっては、団塊の世代のなかにポツンと1人配置というケースも多く、気軽に聞けるふいんきではないという話を聞きました。しかも、頼みの団塊の世代も、実は知らないことが多い
(私自身見習いの頃、「よくわからんから、前々任者に聞いて」と言われたことがあります)。

もっとも、3の参考文献すら知らないし、他人に質問すること自体が超ハズカシという若手も多いですが。
2011-05-02 Mon 10:24 | URL | g@yyt [ 編集]
大丈夫です、リアルで何かあったわけではありません。
最近の洋々亭での質問を見るに、そもそも誰に聞く・何を見る自体がわかっていないようなら、一度示さないといけないのかな、と思った次第です(示すってほどの内容ではありませんが)。
何もしないでいて、何か良くなるはずもありませんしね。かといって、読まれはしないでしょうけど。世相なんですかねえ。
まあ、自分の備忘録がてら、ウチの読者の方々の参考になれば十分です。

あと、宅地開発税の件は、のんびりとお待ちします。
2011-05-03 Tue 01:07 | URL | 半鐘 [ 編集]

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