半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

複合語の扱い・おまけ

先日、複合語は、略称として、あるいは定義した上でないと、使わない(使えない)というようなお話をいたしました。

では問題です。「卒業者」はそのまま使えるでしょうか?

水道法施行規則

第九条  令第四条第一項第六号 の規定により同項第一号 から第五号 までに掲げる者と同等以上の技能を有すると認められる者は、次のとおりとする。
 一 令第四条第一項第一号又は第二号の卒業者であつて、学校教育法 (昭和二十二年法律第二十六号)による大学院研究科において一年以上衛生工学若しくは水道工学に関する課程を専攻した後、又は大学の専攻科において衛生工学若しくは水道工学に関する専攻を修了した後、同条同項第一号の卒業者にあつては一年(簡易水道の場合は、六箇月)以上、同項第二号の卒業者にあつては二年(簡易水道の場合は、一年)以上水道に関する技術上の実務に従事した経験を有する者

なんて例もありますが、

水道法施行令

第六条  法第十九条第三項 (法第三十一条 及び第三十四条第一項 において準用する場合を含む。)に規定する政令で定める資格は、次のとおりとする。
二  第四条第一項第一号、第三号及び第四号に規定する学校において土木工学以外の工学、理学、農学、医学若しくは薬学に関する学科目又はこれらに相当する学科目を修めて卒業した後、同項第一号に規定する学校を卒業した者については四年以上、同項第三号に規定する学校を卒業した者については六年以上、同項第四号に規定する学校を卒業した者については八年以上水道に関する技術上の実務に従事した経験を有する者

のように、政令では使用を避けているということは、やはり、そのままでは使えないとみるべきでしょう。

カンのいい方は気づいたと思いますが、そう、水道の布設工事監督者の資格を定める条例において、ここは注意すべき点だということです。

わかりやすさの観点で、あえて「卒業者」とするにしても、令第四条第一項第一号・第二号には卒業者という字句がないので、正しい引用になりません。この場合、「…第一号に規定する卒業者」とでもすれば、幾分マシでしょうか。

そんなことが頭をよぎりました。

一言L | コメント:0 | トラックバック:0 |
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