半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

施行条例・2

   都市公園法施行条例

 (趣旨)
第1条 この条例は、都市公園法(昭和31年法律第79号。以下「法」という。)第3条第1項及び第4条第1項の規定に基づき、都市公園の配置及び規模に関する技術的基準並びに公園施設の建築面積の基準を定めるものとする。
  or
第1条 この条例は、都市公園法(昭和31年法律第79号。以下「法」という。)の施行に関し必要な事項を定めるものとする。

 (都市公園の配置及び規模に関する技術的基準)
第2条 法第3条第1項に規定する条例で定める基準は、都市公園法施行令(昭和31年政令第290号)第1条の2及び第2条に定めるところによる。(この場合において(orただし)、都市公園法施行令第2条第1項第1号中「0.25ヘクタール」とあるのは、「0.Xヘクタール」とする。)

 (公園施設の建築面積の基準)
第3条 法第4条第1項本文に規定する条例で定める割合は100分の2と、同項ただし書に規定する条例で定める割合は都市公園法施行令第6条第2項から第5項までに掲げる場合に応じ当該各項に定める割合とする。(この場合において(orただし)、…)

   附 則
 この条例は、平成24年4月1日から施行する。


少し前から考えていた方式で書いてみました。

国・県の定める基準が短いうちは書き写せるけれど、長く、大量になってくると、条文にミスの危険が出てきます。
国・県の定める基準のままでよければ、引用で済むのに…というのは誰しも考えるところ。

そこで、引用しつつ自治体の独自性を盛り込む方法として、一部を読み替えさせたらどう? と思ったわけです。
この例では出番はありませんが、読み替える量が多ければ、読み替え表にするのもいい。

まー、ただ、やっぱ手抜きっぽいわね。


若干、余談。

見出しについては、単に、都市公園の設置基準、公園施設の設置基準、とするのとどうしようか悩んだけど、政令の見出しに準拠してこちらにしてみました。

施行条例にしてみたのは、現行の条例が設置管理条例っぽいので、配置・規模の基準を入れるのがなんとなく馴染まないと思ったからです。面積基準のほうは、入らなくもないのだけど。とはいえ、既に条例委任されている事項があり、それらを施行条例に引き抜くわけにもいかないだろうから、最終的には、2つとも現行の条例に入れることになるのかな?

なお、今回のはあくまで実験ですからね。全力で未完成。使おうなんて、考えないように。


追記(1/31)
いまさらですが、ちょっと補足。
都市公園法をネタに試してますが、このくらいのボリュームだと、実際は直にも書けます。
この方式は、対介護保険法とか対道路法を意識してます。使うかどうかはともかく、手札はあるほうがいいので。

一言L | コメント:7 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

いつも楽しく拝見しております。
洋々亭では、いつもご指導ありがとうございます。
県の技術的助言がない中ではありますが、小生としては、設管条例とは別建ての「設置基準に関する条例」とし、引用(=手抜き?)でいこうかな、と考えているところです。
そのココロは…とにかく楽したい(笑)
別建ては余談ご指摘のとおり、引用は「従う・標準・参酌」の検討を省略できる(笑)ということで。
2012-01-19 Thu 08:55 | URL | cube [ 編集]
ご指導だなんてとんでもない、できっこないものどうし、お互いさまと思ってやっております。
ときに、引用の場合の弱点は、国が基準を改正したとき、自治体も否応なく変わらざるを得ないことです。判断の余地がありません。判断の機会を自ら手放してしまったようなものです。
なので、はじめに制定ないし改正するときは少々楽なんですが、のちの、そういうリスクもセットで引き受けなければなりません。
(引用と)思ってはみても、使うには、躊躇いがありますね。
2012-01-20 Fri 01:03 | URL | 半鐘 [ 編集]
とんでもないだなんて、恐れ入ります。
リスクの点はそのとおりですね。
オイラとしては、今回の地域主権で基準を条例で定めるに際し、国の省令基準はミニマムであるという想定(期待?)のもと、引用でという、確信犯じみた発想です(汗)
当方は、住宅・道路・河川が該当しますが、いずれも経過措置ということで、県の(24年度前半?)動向をにらみつつ、といったところでしょうか。
2012-01-20 Fri 17:35 | URL | cube [ 編集]
施行条例形式のものと言えば、食品衛生法の(都道府県施行条例)によるのが代表格でしょうか。
以前、厚労省と総務省に聞いてみたことがあります。担当者曰く「我が国は南北に長いほか山脈をはさんで気候が著しく異なり、これに対応し生活様式も違い、そのような気候風土に合わせるために法律の施行規則を自治体にお願いしているもの」(趣旨)・・とのことでした、たしか。
あともう少し調べてみると、形式は異なりますが、消防法の基準が相当市町村(ないし一組)の条例に委任されているということに気づきました。実態としては、ほぼ施行条例の様相ですね。←ただ、二つの法律とも刑事罰もある故、行政指導だけではなく、その適用基準を幾らかでも施行条例に委任しているのは、罪刑法定主義から見て疑問の余地がなくもないです。

上記は要するに気候風土や地域住民の生活ぶり・密度の差によるリスクの差、建築物用や用法・立地条件等の、地域差を無視できないと言う『厳格な合理的基準』でしょうか。

しかし、そのような基準が示されずに自治体条例に委任されるのは“不意打ち”になると思います。
やるなら、法律の冒頭の総則部分と個別条文の明示により何を委任しているのか、その根拠も附則なんかに書いてあるのかな、と。
それから、国の制度(「都市公園法」という)なのに地域差を認めるのですから、その実質的必要性はよく説明してほしいな・・・なんて思っています。
でも、これ、ただ単に法律のきそくせい(←漢字変換できませんでした)をゆるくしただけなのかもしれませんね。
2012-02-11 Sat 15:10 | URL | endou [ 編集]
意見・志向は人それぞれなので論評は差し控えます。
が、自治体の自主性より霞が関の統制を“正しい”とするかのような書きぶりには、いささか寂しく思うと述べることをお許しください。
2012-02-11 Sat 23:37 | URL | 半鐘 [ 編集]
お腹立ちはごもっともで。他人様のブログに好き勝手にしかも意にそぐわないことを書いてしまいましたことをお許しください。削除くださっても結構です。

さて、霞ヶ関の統制を良しとする訳ではありませんが、さりとて、地方にある“白い巨塔による統制”も良しとするわけでもありません。
問題は、国の制度(少なくとも国法レベルですし、形式的には・・)なので、立法意思としては国民の意思にのっとっているわけです。
そこで、自治体による運用の差異を許容するとしても、施行規則を自治体条例に拠ることにすると、その覊束性(←変換できました)自体を地域にゆだねることになるわけです。
私としては、行政裁量は必要ですが(霞ヶ関だけでなく地方公共団体の執行機関にこそです!)、しかしながら、何か争いになったときのために司法審査が及ぶ範囲を明確にしておかないといけないのかな~などと思っているわけでして、この点いかがなものでしょうか。
あと一つは、もう何年も前になりますが、指定管理者制度というのが始まって、これも例えば劇場なんかが無責任(私はそう思っています)にも自治体条例にお任せになっちゃったわけです。元々制度管轄者も利用する表現者なども、芸術やその教育部門にはそう多くは使われないだろう・・などと言う皮算用があったわけですし、ところがどうでしょう、直営の方が珍しいわけです。尤も、利害関係の調整だけでやっていけるのならそれでも構わないですが、文化芸術の自治的政策部門(少なくとも施設運営についての民主的・政治的なファクター、運用面での民主的な過程)はほぼ消滅しています。そこでは、必要とされるのは、非情にも「維持費と稼働率」という数値化が可能なものだけです。
そこいら辺の反省はちゃんとあるのかな~、などと考えてしまうものですから。自治体に国民の立法意思が伝わっていないということが無いように運用してほしいと思っています(なおこの点、地方議会の条例提案権の問題で、第一に予算に関連する事務に関して、議会がどの範囲まで条例案を提案できるか。第二に首長の予算の調整権も含めた、自治法上に規定されている首長の権限と、これに対する議会の権限が、自治体の政策の中でどのように線引きができるのか、という問題は在るでしょう)。
そうでないと、金庫の鍵を持っている人と経済活動だけを念頭に活動する人の二者か、若しくは、金庫の鍵を持っている人とその場にいる利害関係人の二者だけの利益のために制度運用するという、他の公益の存在が無視されることにならないか心配です。

長くなってすみません。また、失礼な文面お詫びいたします。
2012-02-12 Sun 03:11 | URL | endou [ 編集]
怒ってはおりませんので御安心を。
また、テーマ的にも、関係ないということもありませんし。
ただ、自治が未熟なら中央の後見のほうがマシと言われているようで、それは確かにそうなんでしょうけど、「自治の主役」からそう言われてしまうのは、やはり寂しいものです。御気に障りましたらごめんなさい。
2012-02-14 Tue 00:13 | URL | 半鐘 [ 編集]

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