半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

読み替え

法令において、条文は、対象ごとに逐一用意せず、使い回しで済ますこともあります。
その際は、全く同じ条文のままとはいきませんので、部分的に変えて使ったりします。
それが、「読み替え」です。

使い回しの性格によって、読み替えの表現は若干異なります。

 適用する … 特定の規定を、同質の他のものにも当てはめて使う。
          読み替え:「  」とあるのは、「  」とする。

 準用する … 特定の規定を、類似の他のものにも当てはめて使う。
          読み替え:「  」とあるのは、「  」と読み替えるものとする。

 例による … 一団の規定を包括的に、類似の他のものにも使う。
          読み替え:(なし)

適用では、確定的だから「とする」、準用では、原則論だから「ものとする」、例によるでは、最早お任せだから特に指定しない、といった感じなのかなと思っています。


さて、読み替えは、一種の改め文のようなものですので、正しく溶け込むかどうかが肝心です。
そこで、条文作成・審査の作業においては、新旧対照表ならぬ、読み替え表を、作って確認することがあります。
読み替えを溶け込ませる前・後を、新旧対照表のように、並べてみるわけですね。これによって、正しく意味が通るようになっているかをチェックします。

細かいことをいえば、
読み替えの対象字句の特定は正しいか(文字の過不足はないか)
及び・並びに、又は・若しくは、の関係は正しいか(階層に応じた用語に置き換え)
読点の打ち方は正しいか(対句に絡む場合、要・不要が生じる)
といった点に気を配る必要があります。
さらには、「同条」や「同法」について、読み替えにより途中に別の条項・法律名が入るならば、「第○条」「○○法」に置き換える、といった点のチェックも求められます。

なお、読み替え表は、基本的には作業用の資料なので、表には出しません。逆を言えば、条例例の読み替え表は、来ないので自分で作るしかありません。(先だっての税条例の条例例では、珍しく添付されており、ありがたかった記憶があります。)


以上、ざっと紹介しましたが、細かいところは、ワークや詳解で確認してくださいね。

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