半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

古いスタイルの法律

古い法律(昭和22、3年の制定)には、いくつかの特徴が見られます。

1 目次が「○○法目次」であり、位置が題名の前であること。
2 見出しがないこと。(法令集で独自に〔 〕で見出しを付すことがあります。)
3 項番号がないこと。(法令集で独自に丸数字で項番号を付すことがあります。)
4 附則の条番号が本則から通しになっていること。

1・4の例としては、 児童福祉法 や 消防法 などがあげられます。
地方自治法の目次も、古いスタイルですね。

ちなみに、古いスタイルの目次の改め文では、
 地方自治法目次中「 」を「 」に改める。
のような書きぶりをします。

さて、こうした古いスタイルの目次ですが、何かの機会に改められることもあります。
児童福祉法は、平成9年の改正で、一般的な位置に換えられました。そのほか、少年法の平成19年の改正にも例があります。

ちなみに、改め文は、
 目次を削り、題名の次に次の目次を付する。
のようになります。
(なぜか、児童福祉法目次を削り、とは言わない。本則・附則のような、大括りの扱いなのか?)

また、2・3の見出しや項番号についても、現行のスタイルに整理されることがあります。
消防組織法の平成18年の改正は、そうした整理をしている例です。

それから、4の通しの条番号の整理については、学校教育法の平成19年の改正に例があります。
(当時の第93条以降が附則であり、
  第九十三条第二項を削り、同条を附則第一条とする。
 と改めています。
 なお、その際、本則の最後であった第92条の繰下げに関しては、
  第九十二条中「 」を「 」に改め、「 」を削り、本則中同条を第百四十六条とする。
 と改めています。「章中」の用法と同様のようですね。)

もっとも、自治体の例規には、このような古いスタイルの例規は(普通は)ありませんから、
改正手法を知ったところで、使う機会のないムダ知識なわけですが、
ま、担当者のたしなみということで。

自治体においても必要な知識としては、項番号がない場合には、項番号の繰上げ・繰下げが生じないこと、です。項を加えれば自動的に1項繰下げ、項を削れば自動的に1項繰上げとなります。
官報などで改正法を見る際に、改正文に繰上げ・繰下げがないため、改正の誤りかと思ってしまいますが、これが仕様です。

追記(12/3)
通しの条番号の整理について補完。ほか、語調の整理を少々。

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