半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

国家公務員法違反被告事件

注目判決のアップが早いのは、毎度のことながら、ありがたいですね。最高裁GJです。

事件は2つありまして

国家公務員法違反被告事件(平成22(あ)762)
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20121207163856.pdf
こちらは、社会保険庁の出先の係長が被告で、無罪

国家公務員法違反被告事件(平成22(あ)957)
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20121207172309.pdf
こちらは、厚生労働省の本省の課長補佐が被告で、有罪


超意訳すると、
1 外形的に私的な行為ならOK
2 だが要職者、お前はダメだ(李下に冠を正さず説)
といったところでしょうか。

判決文は、双方とも、本体は3分の1ほどの分量で、残りは、補足意見が3分の1に、意見/反対意見が3分の1。

ワタクシ的な見どころは補足意見で、かの猿払判決について、

…猿払事件大法廷判決の上記判示は,本件罰則規定自体の抽象的な法令解釈について述べたものではなく,当該事案に対する具体的な当てはめを述べたものであり,本件とは事案が異なる事件についてのものであって…

とし、

あれはあれだから

というクールな整理をしています。(先例の縛りを解く意味でも見事です。)

あと、“審査基準論に沿って審査してるわけじゃないよ”という喝破ぶりもステキですねぇ。

感想としては、そんなところです。

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