半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

re:国の法制・自治体の法制

法学セミナーの連載エッセイ「国法・自治体法の現場から」も今号が最終回。
塩浜さん、吉田さん、良記事をありがとうございました。

立場の異なる方がそれぞれ書くことで、読者は視点の違いも味わえたのでないでしょうか。
前にも書きましたが、トピックを読ませる程度にまとめあげるのは、なかなかに大変な苦労であって、そういった意味でも、本当にお疲れさまでした。
またどこかで読みたいものです。(あ、充電期間をおいてパート2を待てばいいのか。)


さて、今号では、自治体法制の難しさに触れていただいています。

国法の難しさは、堅牢性=深さの難しさであり、ここは、自治体法はかないません。
対して、自治体法の難しさは、茫漠性=広さの難しさ、といえるでしょう。

自治体関係者が「法律の方が難しい」と言うのは、前者の意味においてそのとおりですし、
条例づくりにかかわる者が途方に暮れるのは、後者の所以です。
(法律と競合する分野に条例を作ろうとして、ドッジボールみたくなるのは余計な苦労なんでしょうけど)

まあ、言葉にならないものがいろいろありますが、
いずれにしろ、こうして自治体外部の方に理解していただけるのは喜ばしいことです。


前号とあわせ、あらためて思いますに、自治体法制には期待が寄せられています。
現場、最前線を担わなければならないことは間違いありません。

ただ、ややもすると、条例至上主義的な、過大な期待になっているかもしれません。

国であれば、立法でなく施策・事業で行うところが、条例で、になることがある。
自治体では、内閣法制局や両院法制局と異なり、ステータス性のない担当課・担当職員は、首長・議員に命じられればほとんど抗することができないという構図にあります。

また、国であれば、学説・意見の対立に配慮しつつ、また政治的理解にも配慮して事を運ぶかと思いますが、自治体では、少ない人数でも決しやすいという状況があります。

これらの良し悪しは、一概には言えませんが、ダークサイドに落ちるのは簡単です。

自治体職員のみならず、自治の関係者みなが成長してこそ、自治体法制は輝くのではないでしょうかときれいにまとめようとするなんざ100年早いですごめんなさい

一言L | コメント:0 | トラックバック:0 |
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