半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

愛の手紙

「愛の手紙」は、『ゲイルズバーグの春を愛す』(ジャック・フィニィ,ハヤカワ文庫FT)所収の一作。

いい話よ。

だけど、今日はそこは措いといて、翻訳のお話です。
なおかつ、既読で、手元に本をお持ちの方向けの内容になります。
(あと、ネタバレ一切厳禁な方は、念のため退避してくださいね。)

『たんぽぽ娘』の発売をアマゾンで確認していたとき、関連で『ゲイルズバーグの春を愛す』のレビューなんかも見ていたのですが、その中にちょっと気になるものがありました。

相手からの(-中略-)メッセージに「とっても大切なキーワード」が添えられています。
訳者(故人の福島正実さん)は何故きちんと訳さなかったのだろう?
(ニュアンスが難しいです)

『愛の手紙』の原作を読んでこのキーワードの意味に気が付きました。
頭を金槌で打たれました。
心臓をわしづかみにされました。
このキーワードを読み飛ばした僕は話の半分しか理解しなかったのです。通りいっぺんに
読まれた方も,原作の意味を知ったら,きっと感銘を新たにするでしょう。

※(-中略-)は引用者による。


はて、なんだろうと思い、原文と文庫本を比べてみることにしました。

レビューの中で紹介されていたリンク先は見られなかったので、
[Jack Finney The Love Letter]で検索。

問題のキーワード部分を見てみれば……なるほど、これは確かに違う。
これは、あれだ、「月がきれいですね」くらいに違う。
さらには、日本語では2か所で同じ字句ですが、英語では異なっていま

あっ!!

まずい、こんな話だったとは

話の重みが一段と増しました。感銘を新たにしました、確かに。

そんなわけでしたので、お手元に本をお持ちの方は、確かめてみてはいかがでしょうか、というお話。

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