半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

前文の見出し

前文に、「前文」という見出しを付している例があります。

 前文
 地方分権の推進により、地方のことは地方で決定し、自らの責任で行政運営ができる時代となり議会の果たすべき役割も大きくなってきました。(以下略)

しかし、本来は付さないものですので、惑わされないようにしましょう。

……いやな予感がしたので検索してみると、やはり、ほかにもいくつか例があるようです。

前文
 地方議会は,市民の代表として選ばれた議員により構成し,市民の信託を受けて活動する機関です。(以下略)

付している例があるからといって、見ならう必要はないと申し添えておきます。

間違いだっていうのか、と問われれば、まあ許容されるとは思います。
ただ、付しても付さなくても自由だと考えるには至らないです。私は否定的に解します。



ついでに。

議会基本条例には、次のようなタイプの規定を持つものがあります。

 (政務活動費)
第31条 委員会又は議員が政務活動費の条例改正を提案する場合は、専門的知見並びに参考人制度及び公聴会制度を十分に活用し、明確な改正理由を付すものとします。
2 会派の代表者及び会派に属さない議員は、○○市議会政務活動費の交付に関する条例(平成17年○○市条例第13号)第2条の規定により調査研究その他の活動に資するために政務活動費の交付を受けたときは、会計帳簿、領収書等を整理し、その使途の透明性を確保します。


議会基本条例が、他の条例を引用してしまうと、
 地方自治法 > 法による委任条例 ≧ 議会基本条例
という関係に見えてしまいます。
なので、議会基本条例を高位の規範と扱いたいのなら、あまりやりたくないところです。気にしない人は気にしないんでしょうけど。まあ、この点は、私の好みのレベルかもしれません。



おまけ。

議会基本条例は、「ですます体」で書かれる例がすくなくありません。
前文だけ「ですます体」にして、本則のほうは通常の「である体」という例もあります。
ところで、前文は「ですます体」、本則も「ですます体」、附則は「である体」というのがあったんですけど、これってどう思う?
(取り沙汰するのもなんですが、珍しかったので、つい)

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この記事のコメント

私どものところでも見出しがついてしまいました。
気がついたときにはもう遅く、ばっちり残っております。(こちらの議案なら十分修正できる時期に気づいたのですが、議提議案ですので議会事務局に伝えたときには時すでに遅く・・・。)
基本条例の最高規範性の部分については、なんとかクリアできてるようです。
議員さんの作る条例には、気を使いますね。
2013-09-28 Sat 14:05 | URL | 職業不詳 [ 編集]
コメントありがとうございます。
時すでに遅く、とは残念でした。
議員さんの作る条例であっても、甘くてよいわけはないので、詰め方は悩ましいですよね。
議員さん方にも、この点、もっと認識が広まってほしいものです。
2013-09-29 Sun 00:40 | URL | 半鐘 [ 編集]

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