半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

鳥取県税条例のヒミツ

洋々亭の「延滞金改正による条例改正について」の中で、鳥取県税条例の話が出ていました。
あれはですね、わざわざあのようになさっているのですよね。片山知事(当時)の仕業です。

地方税法における適正な時価 第7回 固定資産評価研究大会報告書 より

 あと、付則というのがあって、付則に大事なことが書いてある。本則を読んだら比較的すっきり理解しやすいのに、実は本則は全然動いていない。作動していない。今、当面、条文として機能しているのは付則のほうに書いてある。しかも、それが地方税法の本法付則というのがあるかと思えば、各年の地方税法の一部を改正する法律のその付則にまたいろいろな重要なことが出てくる。あっちこっちをひもとかないと全貌がわからない。そんなことをみんなに要求するのは、いかにも酷であります。わかる人はわかっても、普通の人はわからない。普通の人がわかる税制にしなければいけないと私は思っております。
 実は、鳥取県では、まず隗より始めよということで、県税条例を、私が知事になりましてから全部改定しました。といいますのは、鳥取県税条例も地方税法と同じような仕組み、構成になっていたわけです。本則があって、それから地方税法のほうの付則に書いてあることは鳥取県税条例の付則に書くと。要するに、例外は付則に書いていくという、そういう税条例だったんです。すべての自治体の税条例もそうなっていると思います。でも、これはわかりにくいので、国に対して地方税法の構成を変えてくださいということを一方で言いますけれども、とても変えられませんので、それじゃあ鳥取県から変えていきましょうということで、鳥取県の県税条例は全部見直しをしまして、同じ案件は1カ所に出てくるようにしました。本則と付則を読まなくてもいいように。1カ所見れば、ちゃんとそこだけ読めばわかる。原則、例外、時限的な例外、これも全部一覧性があるように、一瞥できるようにしました。大変膨大な作業だったんですけれども、それをやって、県税条例としては比較的わかりやすくなりました。もっとも、さっき言った、括弧書きだとか二重括弧だとか、これを取り去るわけにはいきませんので、これはやっぱり相変わらずついていますから、難しいことには変わりはありません。読みにくいことに変わりはありませんけれども、しかし少なくとも、あっち探したり、こっち探したりというような、本則と付則を行ったり来たりするような、そういう手間を納税者や関係者の皆さんにかけることはなくしました。それだけでも大きな前進だと思います。やればできるのであります。


まさにそのとおり、なんですが、理論的に優れているのはわかっていても、法制執務力に自信がないと、おいそれと見ならうわけにはいきませぬね。

一言L | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<タツノコ風呂 | HOME | 地方自治法の一部を改正する法律>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |