半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

ふるさと物販制度・2

企業誘致のために税額相当の補助金を出す、なんてのはよくある話です。
それで、自治体間で補助額の競争(チキンレース)をする、なんてことも、あるのでしょうね。
ただ、これは、「新たに生じる税源」をどこが獲得するかという構図といえます。
競争に参加しない自治体は、得るものはありませんが、損をするわけでもありません。

一方、ふるさと寄附金制度は、実質的に自治体間で税収を移転する効果があります。
過熱気味の現在の状況は、
謝礼品という反対給付を誘因に、(誘因がなければ起きない)寄附を誘発させているわけで、
これは、口の悪い言い方をすれば、「現にある税源」を奪い取るという構図といえます。
寄附者の住む自治体にとっては、予期しない損が生じるわけです。
(誘因が、反対給付が、なくても行われる寄附に関しては、受忍限度内でしょうけど)

やられるなら、やりかえせばいいんでしょうかね。



「課長、寄附金を得るためなら、何をしてもいいのですか!? 答えてください!」
「……」
「(意を決した様子で)よし」
「おい、お前いったい何処に行くんだ?」
「総務省にお願いしてきます、ふるさと納税の中止を!」
「バカ、よさないか。忘れるな、自治体は狙われているんだ。今の我々の力では耐えきれないような強大な財政負担がきっと現れる。その時のために--」
「ふるさと納税が必要なんですね」
「決まっているじゃないか」
「他の自治体は、もっと強烈な特典を付けますよ!」
「我々は、それよりも強力な特典をまた付ければいいじゃないか」
「……それは、血を吐きながら続ける悲しいマラソンですよ」

妄言 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<re:新刊予告 | HOME | カブクワこれくしょん>>

この記事のコメント

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |