半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

法律の条文解釈入門

『法律の条文解釈入門 基本編-六法を引こう!-』(小室百合,信山社)

条文の解釈というと、文理解釈や論理解釈などが思い浮かぶでしょう。
あるいは、「及び・並びに」「科する・処する」といった法令用語の話もあるでしょう。
いずれも、確かに条文解釈の上で必要な知識です。

しかし、その前に、もっと、“常識”とされる部分があります。

 法律の文言を正確に読む力を身につけるためには、日本語だと思って油断しないことです。
 (中略)
 法を学ぶ人は、この言葉の細かな違い、正確さを理解できなければ、法律を正確に理解することができません。


特に、 第五編第三章 単語に気をつける では、
 第一節 日本語だと思わない。外国語だと思う!
 第二節 字面で意味を判断しない。--醤油は油ではない
 第三節 単語が違えば、意味が違う。絶対に違う。
 第四節 同じ単語でも、同じ意味とは限らない。意味が違うことがある--多義語をマスターする
と、そうそう、そうですよね! というところを、ていねいに説明しています。

本書は、法学部1年生を始めとする初心者向けということですが、条文を正しく理解するというのは、公務員には当然に求められることです。本書の約半分は六法の引き方、もう半分は条文の解釈についてという構成ですが、両方合わせて、参考になるのではないかと思います。

なお、六法の引き方に関しては、著者の考えとして、どんな法律も10秒以内に引けるようになることが目標、というのがありまして、ちょっとおもしろいなと思いました。学生の成績とも比例するのだそうで。
(ちなみに、仕事でやっていると、フツーの職員よりは確かに早くはなるかな)

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