半鐘の半死半生

社会に警鐘を鳴らす…わけもなく。

How Google Works

『How Google Works―私たちの働き方とマネジメント―』(エリック・シュミット、ジョナサン・ローゼンバーグ、アラン・イーグル著,日本経済新聞出版社)読了。

グーグルは、この方法で成功した!
グーグル会長がビジネスの真髄を初公開!
というもの。

仕事をしていて、日頃から漠然と感じたり思ったりする、問題点やそれへの対策を、明文にして見せられたような思いがします。創発的な仕事をするための方法というのは、こういうものなのでしょう。読んでいて非常に楽しい。

全編示唆に富みますが、なかでも、
・異議を唱える義務
・“ボブルヘッド”イエスに気をつけろ ※ボブルヘッド…首振り人形のこと
・20%ルール
あたりが印象的でした。

20%ルールというのは、仕事時間のうち20%を好きなことにプロジェクトに使っていい、というもの。社員を信頼して自由を与えた方がいい、という話。
(そういえば、内田樹センセイも、優秀な教員には、他の教員をサボらせないための管理仕事より、研究をさせた方がいい、というようなことをいっていたような。)
官公庁でも、公共経営・公共サービスのための10%ルールなんて面白そうだよなあ(遠い目
作業仕事ばかりで、研究・試行の時間なんてないんだものなあ

そのほかでは、目標管理(グーグル社ではOKR)に関して、
「第四の特徴は、OKRにはスコアがつくが、スコアそのものが別の目的に使われることはなく、記録にさえ残らない。だから社員が正直に自分のパフォーマンスを評価するようになる。」(p.303)
というくだりに、ニヤリとしたり(皮肉的な意味で)。

まあ、才能も好奇心もある優秀な人材(本書では、スマート・クリエイティブと称する)を集めてあるから、というと身もふたもないのですが、そのような人材を集める社風であり、また、活かす社風でもあるようです。人材に関する章もおもしろかった。

さて、官公庁は、といえば、革新的な変化より漸進的な変化を「期待される」ので、本書のような仕事のしかたは、なかなか難しそう。次につながる失敗に価値を認めるより、損失を嫌うように思います。「走りながら考える(実行してから考える)」というのが、基本的に合わないのでしょう。成算の見込みを確かめてから取り組むといった感じで(もちろん、例外はある)。

なかなか思うに任せませんが、何かしら取り入れられないか、機会をうかがってチャレンジしたいものです。

付言B | コメント:0 | トラックバック:0 |
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